【ニューヨーク12日時事】週末12日のニューヨーク株式相場は、長期金利の低下や原油相場の下落を支えに、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比28.34ドル高の8799.26ドルと小幅続伸し、1月6日以来、約5カ月ぶりに昨年末終値(8776.39ドル)を上回って引けた。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は同3.57ポイント安の1858.80と小反落した。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比3億6498万株減の8億5781万株。
前日、約8カ月ぶりに4%台に乗せた米長期金利はこの日、約3.8%まで低下し、金利上昇で景気回復の芽が摘まれるとの懸念は後退した。
また、最近急騰していた原油相場も反落し、インフレに対する警戒感も和らいだ。
市場では、「景気は緩やかなペースで回復に向かっている」(大手証券)との見方が多いが、金利や原油価格が再び上昇に転ずることへの不安も根強く、相場は上値の重たい展開となった。
この日は、午前11時半から約40分間、システム障害で一部銘柄の立ち会い取引が停止。ただ、取引の大半が行われる電子取引は平常通り稼働していたため、相場に目立った影響は出なかった。
個別銘柄では、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などディフェンシブ銘柄の一角がしっかり。一方、アルコア、ハネウエルなど景気敏感株は総じて軟調だった。ハイテク関連では、アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ(AMD)など半導体関連の一角が売られた。(了)
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