【ニューヨーク29日時事】週明け29日午前の米株式市場は、景気先行き懸念がくすぶる中、期末調整による買い戻しなどにやや荒い値動きとなっている。午前10時20分現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前週末終値比40.66ドル高の8479.05ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数が0.58ポイント安の1837.64。
寄り付きは小口の買いが先行。企業・家計部門の景況感指数の上昇を背景とした欧州株高が手掛かりとなった。しかし、米国市場では、経済指標など特段の新規材料に乏しく、間もなく前週末引値を挟んでの小動きに転じた。
3月からほぼ1本調子で上値を伸ばしてきた株価は、ここへ来て景気回復力の弱さが意識されて足踏みとなり、週間平均上昇率は2週連続でマイナスを記録。この日も一部指標の改善を理由とした期待先行の株高を見直すムードは依然継続しているものの、第2四半期末を前にドレッシング買いが一気に入るなど、総じて不安定な値動き。
今週は、製造業や消費者景況動向を確認しながら、2日発表の6月の雇用統計に備える展開となりそう。また、週末3日は独立記念日の振り替えで米金融市場は休場予定。
ダウ構成銘柄では、アルコアの下げがきつい半面、マイクロソフトが堅調。また、巨額詐欺事件を起こしたナスダック市場運営会社のバーナード・メードフ元会長に対する判決への注目度も高い。(了)
【関連ニュース】
・
〔マーケット情報〕株と為替の最新市況
・
景況感、2年半ぶり改善か=1日に日銀短観
・
円、95円台半ば=東京市場
・
円相場、95円54~55銭=29日午後5時現在
・
93円安の9783円47銭=29日の平均株価